最終更新 2026年3月13日 最終更新者 administrator
AWSのRoute 53に関して詳しく調べて詳細をまとめました。
Route 53の53はポート番号53、通信プロトコルDNSのことを指す
AWS内外での通信を含む、この世界のありとあらゆるネットワーク上の通信には、ポート番号という通信を識別する番号が割り当てられています。
AWSで使用するサービスRoute 53の「53」はポート番号53に由来します。
ポート番号53の通信は、「Domain Name System」、省略してDNSと呼ばれる通信プロトコルです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Domain_Name_System
DNS(Domain Name System)とは
インターネット上の通信は、IPアドレスを使用して行います。ただ、インターネット上の通信をIPアドレスで行うと、人間にとってIPアドレスはただの数字の羅列でしかないため、人間にとって理解しにくい情報として整理されてしまいます。この問題を解決する仕組みが、「名前解決」です。IPアドレスと「google.com」などのような任意の文字列を紐づけることで人間がIPアドレスを見なくともIPアドレスを識別しやすくなります。
DNSは、この名前解決を行うための仕組みで、IPアドレスとgoogle.comなどの任意の文字列を紐づけるために使用されます。
Route 53でできること
Route 53では以下のことに対応します。
- 任意のドメインの取得
- ドメインとAWS上で管理しているサーバーのIPアドレスを紐づけるためのAレコード、AAAAレコードなどの作成
- メールサーバーと独自ドメインを紐づけるMXレコードの作成
- 他
任意の文字列をサーバーに紐づける、独自ドメインをRoute 53で取得する
Route 53では、独自ドメインの取得と管理ができます。
もちろん、AWSではなくエックスサーバーやロリポップ(ムームードメイン)などのレンタルサーバー会社で取得した独自ドメインをAWS Route 53へ管理を委託して使用することもできます。
以下の記事で、エックスサーバーで取得していた独自ドメインをAWSでの管理へ移管してみた方法をまとめています。
Route 53でのホストゾーンの作成
Route 53では、ゾーンを作成して、IPアドレスとドメインを紐づけることができます。
パブリックホストゾーン
インターネット上のIPアドレスと、ドメイン名を紐づけるホストゾーンです。
プライベートホストゾーン
インターネットにつながっていないAWS内のネットワークのIPアドレスと任意の文字列を紐づけるホストゾーンです。
Route 53で作成できるパブリックホストゾーンとプライベートホストゾーンの違いについて詳しくは以下の記事でまとめています。
ホストゾーンで作成できるDNSレコードの概要
Route 53では、作成したホストゾーンでDNSレコードを作成してIPアドレスとドメインの紐づけを行うことができます。
Route 53で作成するDNSレコードの詳細は以下のAWS公式ドキュメントで確認できます。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/Route53/latest/DeveloperGuide/ResourceRecordTypes.html
DNSレコードという概念自体はAWSに固有のものではなく、ネットワーク技術全般における一般的な概念です。
頻繁に見かけることのあるDNSレコードを一部紹介します。
| レコード名 | 説明 |
| Aレコード | IPv4 アドレスとドメインを紐づけるレコードです。 |
| AAAAレコード | IPv6 アドレスとドメインを紐づけるレコードです。 |
| CNAMEレコード | CNAMEはCanonical Nameに由来します。ドメイン名の別名(エイリアス)を作成するレコードで、例えばwww.example.comというドメインに対するアクセスをexample.comに転送するなどの設定を行うために使用するレコードです。 |
| MXレコード | ドメインとメールサーバーのIPアドレスを紐づけるのに使用するレコードです。 |
| NSレコード | ネームサーバーとドメインを紐づけるのに使用するレコードです。 |
| SOAレコード | DNSゾーンの起点と管理情報を定義する最重要レコードで、すべてのDNSゾーンに必須のレコードです。 |
| TXTレコード | TXTはText(テキスト、文字のこと)に由来します。DNS(ドメイン・ネーム・システム)に任意のテキスト情報を記述できるレコードです。 |


