インスタンスタイプについて詳しく調べてみた:EC2のメモリ、CPU、GPUなどを決めるインスタンスタイプの概要

最終更新 2026年3月10日 最終更新者 administrator

EC2のCPUやメモリなどのリソースは、EC2インスタンスタイプを選択することで決定します。

インスタンスタイプはEC2を停止した状態で変更が可能です。

この記事では、EC2のインスタンスタイプの概要を詳しく調べてまとめました。

インスタンスタイプの概要

インスタンスタイプはEC2上で起動するインスタンスのCPUやメモリなどのこと(リソース)です。

Amazon EC2 ではCPU、メモリ、インスタンスストレージなどホストコンピュータの一部のリソースを、特定のインスタンス専用に割り当てます。ネットワークやディスクサブシステムなどホストコンピュータでの他のリソースはAmazon EC2 によりインスタンス間で共有されます。ホストコンピュータの各インスタンスが、これらの共有リソースの 1 つを可能な限り利用しようとする場合、それぞれのインスタンスはそのリソースの共有分を等しく受け取ります。ただし、リソースの使用率が低い場合は 1 つのインスタンスがそのリソースのより多くの部分を利用できます。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-types.html

https://aws.amazon.com/jp/ec2/instance-types

自分の持っているパソコンも、メモリや、CPU、GPUなどが搭載されていると思いますが、AWSで立ち上げた仮想サーバーはメモリやCPU、GPUなどをインスタンスタイプとしてひとくくりにし、EC2のインスタンスをどのインスタンスタイプで起動するか選択することができます。

インスタンスタイプに含まれる情報

インスタンスタイプには次の情報が含まれています。

  • どのCPUのメーカー・ブランドのものか
  • GPUの有無、GPU付のインスタンスタイプの場合GPUのメーカー・ブランドのものか
  • CPU・GPUのメモリ容量
  • クロック数
  • ネットワーク帯域幅

https://pages.awscloud.com/rs/112-TZM-766/images/202111_AWS_Black_Belt_AWS_EC2_introduction.pdf

起動したEC2のインスタンスタイプはインスタンスを停止することで変更可能

EC2でインスタンスを起動する際にインスタンスタイプを選択しますが、選択して起動したEC2のインスタンスタイプは、インスタンスを停止している状態で変更が可能です。

インスタンスタイプで選択可能なプロセッサの種類

インスタンスタイプでは以下のプロセッサを選択して使用することができます。

  • インテルプロセッサ
  • AMD プロセッサ
  • AWS Graviton プロセッサ
  • AWS Trainium
  • AWS Inferentia

インテルプロセッサ

一般家庭向けのWindowパソコンでも使われるプロセッサを開発しているIntelのサーバー用CPU、XeonなどをEC2インスタンスに対して使用することができます。

AMDプロセッサ

一般家庭向けのCPU、Ryzenなどを提供しているAMDのサーバー向けCPU、AMD EPYCを使用することができます。

AWS Graviton プロセッサ

AWS Gravitonプロセッサは、AWSが提供しているEC2に最適化されているプロセッサです。

AWS Graviton は、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) で実行されるクラウドワークロードに最高のコストパフォーマンスを提供するように設計されたプロセッサファミリーです。ニーズに最適な AWS Graviton ベースのインスタンスを選択してください。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-types.html

AWS TrainiumとAWS Inferentia

AWS TrainiumとAWS InferentiaはどちらもAWSが提供しているAI(機械学習)のためのチップです。

インスタンスタイプの課金のされ方

そもそも、EC2で起動したインスタンスは、起動している時間単位で課金されます。例えば、1時間起動していれば、1時間起動した分だけの課金が請求されます。

このとき、EC2インスタンスを1時間当たり起動していると課金される金額は、インスタンスタイプによって決まります。

例えば、2026年3月時点でt3.microを720時間起動した場合は、0.0136ドル×720時間=9.792ドルが請求されます。

https://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/on-demand

ただしこれはリザーブドインスタンス(日本語に訳すと予約されたインスタンス)をあらかじめ購入しておけば、先ほど計算した9.8ドルほどの金額よりも安価な金額でインスタンスを起動させておくことができます。